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阿部院長の退職記念講演会を開催しました

当院の阿部吉弘院長が3月31日をもって退任することとなり、3月19日(金)に健康管理センターで職員等を対象に退職記念講演会を開催しました。

阿部院長は平成3年4月に山形大学医学部付属病院から院長として赴任し、平成4年には訪問看護室を、平成5年には在宅介護支援センターを開設しました。

今では普通に行われている在宅介護、在宅医療の先駆けとして「町立病院に福祉がやってきた」と評されました。その後も、平成11年に町立病院の完成、翌年の温身の郷の開所など、医療、保健、福祉、介護を一元化した地域包括ケアタウン「癒しの園」の形成をけん引し、30年の長きにわたり地域医療の発展に従事してきました。

当日は町長をはじめとした職員のほか、退職した職員など50人以上が「地域包括医療ケアを目指した日々~家族とともに住み慣れた地域過ごしたい人々のために~」と題した講演を聴講しました。

阿部院長からは地域医療包括医療・ケアの重要性を認識するきっかけとなった患者さんや家族の思い出なども交えながら、目指していた地域医療ケアの姿を伝えていただきました。また、病院の将来についてもこれまで蓄積したデータに基づく厳しい目と患者さんやご家族に向けるやさしい優しいまなざしが必要なことや、これからさらに行政と病院の連携を深めていってほしいとエールをいただきました。

職員一同、阿部院長から学んだ地域医療をさらに発展させ、安心のある地域づくりに貢献していきます。